INTERVIEW01

商品企画・開発、マーケティング
ヘルス&ホームケア事業本部
薬品事業部所属
小栗 奈々
フェルゼアプレミアム、開発のきっかけは?
きっかけは、「年齢の変化と共に今までのスキンケアだと物足りなく感じてきた」という方々のお声でした。私自身も30歳を過ぎて「日常的に肌の乾燥が気になる」「塗っても塗っても乾く気がする……」という感覚が続いており、社内でも同じように年齢と共にスキンケアに悩んでいる人が多くいることが分かりました。そこで、私たちと同じようにスキンケアを探している方のためのアイテムを作りたいと思いました。
「ヘパリン類似物質」を主成分としたのはなぜ?

実はもうひとつ、今回のヘパリン類似物質採用には「積年の思い」も込められておりまして……。それは今から23年前、LIONはヘパリン類似物質を配合した医薬品を発売していました。当時は一般のお客様において認知度が低く、あえなく終売してしまったという経緯があります。しかし近年、SNSやメディアの力でヘパリン類似物質の認知度が高まり、効果を理解してもらえる土壌が整ったと感じています。


泡の化粧水(医薬部外品)、クリーム・バーム(医薬品)をラインナップした理由は?

まずは、肌の乾燥予防ができる医薬部外品の薬用泡の化粧水をご提案したいと考えました。こちらは、毎日使うものだからこそ、心地良さと使い心地にこだわっています。
次いで、肌の乾燥が進んでしまった方に、治療ができる医薬品のクリームとバームをご提案するため開発を進めました。クリームはベーシックな剤形で、繊細な顔の肌にもなめらかに伸び広げやすいので、広範囲が乾燥している時にも使いやすい設計にしました。一方、バームはピンポイントに密着し、目元や口元などの乾燥しやすく動きが多い部分にも使いやすい処方になっています。
開発において、最もこだわったポイントは?
コンセプトを含むと開発には5年以上かかっていて、その間に肌の乾燥が気になる数千人規模の方々へ、何度もインタビューや調査を行いました。大変ではありますが、こうして形になり、周囲やSNSなどでポジティブな反応をもらうと苦労が報われる思いです。
※23年9月末 フェルゼアプレミアム HPミルクジェル、
フェルゼアプレミアム HPクリームは終売となりました。